CT装置(64列)、MRI装置(1.5T)、SPECTガンマカメラ装置、血管撮影装置、骨密度測定装置、乳房用X線撮影装置、単純X線撮影装置3台、移動用X線撮影装置、透視装置2台(I.I、FPD)。
当科では上に記載した装置を設備しています。それぞれの装置で特徴的な検査例として、
CT | 心臓を含む全身の血管撮影、肺の検診 |
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MRI | 急性期脳梗塞の発見、脳の委縮度の測定、骨・関節の精査 |
血管撮影装置 | 経皮的冠動脈形成術(PCI)などの心臓の血管治療、下肢動脈などの血管形成術(PTA)、ペースメーカー植込術等 |
となっています。
心臓・下肢動脈の治療では、地域の病院やクリニックと連携をはかり、検査・治療が必要な患者様を紹介していただいています。患者様のご希望に沿う日時でCT検査を行ない、必要に応じて入院治療を実施、退院後は元の病院に戻しながら治療のフォローをしています。
MRI装置も地域の医療機関と連携し、広く活用することにより、地域医療の一翼を担っています。CTに比べ検査時間は少し長いですが、被ばくが無い低侵襲性の検査です。
健康診断では、骨密度測定やマンモグラフィなども行っています。骨密度測定装置は腰椎や大腿骨を測れる機種であり精度が良く、閉経や老化による骨密度減少を顕著に捉えることが出来ます。マンモグラフィの検査では緊張される患者様も多いので、検査室の照明の明るさを調節し、アロマを焚いて柔らかな雰囲気を作っています。不安を感じる患者様が少しでも落ち着けて安心できる環境を整えるよう心がけています。
これら検査の技術や知識を向上させるために、学会に積極的に参加したり勉強会を開いたりしています。医学は常に進歩しつづけ、それに伴い医療機器も、日々新たなものが生まれています。進化して行く技術を身につけ、患者様に還元できるよう学んでいます。放射線被ばくについても、画像の質を保ちつつ、被ばくをよりおさえられるよう撮影方法を工夫し、被ばく線量の低減を心がけています。また、何らかの理由で写真を撮り直した場合はレポートを作成し、1ヵ月ごとに部会でレポートを発表し原因を考察して、同じ失敗が無いよう情報を共有しています。
今後とも地域の患者様にいかせる技術を学び、提供していきます。