当院では、2021年8月からG-TESを導入しました。
G-TESは、B-SES※(ベルト電極式骨格筋電気刺激法)を搭載した機器で、有酸素運動から筋トレまで、患者様の状態に合わせてベッドに寝た状態でも安全に運動が行えます。
※B-SES…腰・膝・足首に特殊なベルトを装着し電気刺激を与えることで、筋力増強を図る治療法です。
高齢で筋力が低下されたフレイル・サルコペディアの方で、膝や腰などの痛みにより、重りを使用した筋力強化訓練が困難な患者様も少なくありません。G-TESは、寝ている状態で痛みの増強なく筋力強化ができ、より患者様の身体機能の改善に大きく寄与しています。心血管疾患のみならず、運動器や廃用症候群、脳血管疾患など幅広い疾患の患者様にお使いいただけます。
※自験例
※撮影の許可は得ています
実施強度は以下の二つがあります。
筋力低下を予防したい患者様に対し、高振動数の刺激(筋収縮)と休憩を繰り返し、筋力増強を図ります。
有酸素運動など歩行しているときのような低振動数の刺激(筋収縮)で、持久力の維持が出来るようにほぼ休憩なしで刺激の入力をしていきます。